「襟裳岬」
若かった頃お世話になった宿から手紙が届いた。
「2017年5月をもちまして民宿を閉める事となりました。」
「もう一度行く機会があれば今年の夏しかないなぁ・・・。」などと考えていると
吉田拓郎さんの「襟裳岬」を思い出した。
「あの歌を作詞された岡本おさみさんは今何をされているのだろう?」とネットで検索してみますと
2015年に亡くなられたそうですね。
「・・・・・。」
昔読んだ本、岡本おさみ著 「旅に唄あり」を本棚の片隅から取り出してみた。
襟裳岬の宿屋に泊まった時の話があります。
以下引用させて頂きました。
たかが歌なのだが、勘違いされている方のために自註すると、「襟裳の春は何もない春です」は「日々の暮らしはいやでも」とつながっていて
また春がやってくるけれど、年が変わって過ぎ行くけれど、その先は何も変わらないし、暮らしなんて同じことの繰り返しさ・・・・・・。
中略
「悩んで」「老いぼれて」「身構えながら話して」「臆病」なのはうたを吐いた本人以外ないじゃないですか。
連休ボケの夜中、ふと目が覚めて焼酎を呑みながら「襟裳岬」を聴き入るのでありました。