「小川町散歩01」
2020/12/31
5月1日から軽い運動を再開した。
ちんたらとYouTubeを見ながらの軽い有酸素運動である。
この一週間は「孤独のグルメ」を見ながら汗をかいている。
仕事中見知らぬ街の食堂で飯を食べるという単純な話である。
これが意外と面白い。
SNSの写真投稿サイトで知り合った方が小川町にある木造校舎の素敵な写真を撮られていてずっと気になっていた。
車で50分もかからない距離。
退屈している次男坊と出かけてみた。
駅前から少し離れた駐車場は1日150円。
とりあえず歩きながら、何か店を探すことにした。
見知らぬ街の散歩は楽しい。
歩けば見たこともない風景がどんどん現れる。
とても新鮮である。
どうやら火曜日は定休日のお店が多いようである。
歩く事30分ようやくお店を見つけることが出来た。
鰻屋さんのようである。
気分は孤独のグルメでなのである。
店に入るとTVと現実とのギャップを感じた。
店内ぐちゃぐちゃ。
ちなみにこの左側は古新聞が山積み、レジまわりも書類だので山積み・・。
この手の店で旨かった記憶なし。食べ物を扱っている意識が欠落しているのだと思う。
子供はうな丼を食べる気満々なので、これもひとつの社会勉強かと、うな丼とカキフライ定食を頼む。
この間二組のお客さんがやってきた。
大きなリュックをしょった老夫婦。
若いお兄さんの二人組。
注文するのに呼んでも出てこない。
飽きるよねぇ・・・。
老夫婦は生ビールと肉じゃが。
ジョッキからビールがあふれて濡れるテーブル。
「摘みまだー」
隣の二人は定食。30分すぎてようやく出てきた。
「この手の店で刺身定職を頼めるな」と横目で見ていた。
約40分後にようやく注文の品が現れた。
こうなると、現物がどこまで写真との差があるのか楽しみで、どんぶりの蓋を開ける息子の顔を眺めていた。
「カキフライ食べるか?」と5個あるうちの3個をうな丼の蓋に入れてやった
店にいた二組ともおかしな絆が出来る。
目と目を合わせて苦笑い。
鰻に思い出がひとつ出来たところで、ようやく目的地の木造校舎に向かうのだった。