「終業式の日」趣味の畑から027
一学期の成績表を子供たちが持ち帰る日。
雨も上がったので、畑の草刈りに向かった。
枝豆の葉の上、つくね芋の葉の上に、まだ大人になれていないアマガエルたちがのんびりとしている。
まるで今年の長梅雨を喜んでいるようだ。
彼らのテリトリーである草むらに草刈り機をかけると、草むらから一斉にアマガエル、カナヘビ、カマキリ、バッタが退散していく。
人間からすれば退散が一番下手と思われるのがアマガエル。
草刈り機を休めて、草刈りをするコースから手や足で逃がしてやる。
昔なら鎌や鍬で行ったはずの草刈り。
「長雨で気楽そうに思えるアマガエルにとっても、生きにくい時代なんじゃないのかな?」と思える。
草刈りが終わる頃、また雨が降り始めた。
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趣味の畑から