「昭和の匂い」 小江戸川越散歩200
親父が「長年暮らしてきた町をみたい」と言い出し、30数年ぶりに出かけてみたことがある。
あまりの風景の変わりように、驚いていた。
商店街も、遊んだ場所も、すっかりと変わっていた。
それがきっかけで、数年前から気が向いた時、自分の住んでいる街を記録しておこうと時々カメラを持って街中に出てみる事にした。
見知らぬ街を写すのと違い、当然新鮮味も、好奇心もわかぬまま写す事の難しさに気が付かされる。
昔あった如何わしい映画館。
時々子供向けの映画や「男はつらいよ」の三本立てなんてやっているから観に行ったけど
座席はボロボロのうえに、立ち込める悪臭・・・。
こんな昔の映画館の名残を見ると、あの時の悪臭が記憶に蘇ります。
他所の街で暮らしてきたのに、どこか懐かしい日常の風景が残っている町なのであります。
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わが街川越。, 秋 映画館, 小江戸川越散歩200, 川越市旧鶴川座