「クリスマスの思い出」 小江戸川越散歩85
あれは四歳のクリスマスの日の事。
「寝たふりをしてサンタクロースを見てやろう」などと考えているうちに朝になっていた。
目覚めるとお願いしていたおもちゃが枕元にあった。
喜びも束の間。明治生まれのばあちゃんから「そんなもんいるわきゃない!ちゃんとお父さん、お母さんに礼をいうんだぞ!」
中学になる兄貴も「大体な、これだけ大勢の家にいったいどーやって配るんだ?考えてみろ!」
悲しい気持ちと「考えてみればいるわけないよな。」という気持ちが同時に起きて複雑な心境を何となく覚えている。
小学3年の長男と年長の次男は未だ信じているみたいである。
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