「終業式の日」小江戸川越散歩642
これで長い夏休みがやってくる。
学校から帰り、昼ご飯を食べたら仲間と映画を観に行く。
完璧な予定を立てていた、それはまだ低学年だった時の終業式。理由は覚えていないのだがその日は朝食をとらなかった事だけは覚えている。
炎天下の朝礼。いつものごとく校長の話が長い。早くて15分長ければ20分以上話を聞かされる。
10分過ぎて景色が黄緑色になってきた。「大丈夫か?顔色が真っ青だぞ」
ここで根を上げれば映画禁止となるわけで・・・。「大丈夫です。」
15分経過。景色が紫色に変わってきた。「なんだか不味い事になって来たな・・・。」
20分近くなりしゃがみ込みそのまま保健室へ。冷房の効いた保健室には10人近く担ぎ込まれていて。
「ここにいる全員朝ご飯を食べていないけど君は?」
映画を観に行けなくなった口惜しさと朝食をとる大切さを学んだわけで・・・。

先日どうやら熱中症になったようだ。泡を吹いて倒れたわけではなかったので、倦怠感、筋肉痛、発汗、体温調節、脳がオーバーヒートをしているような感覚。それだとわかるまでに少し時間がかかってしまったのですが、首筋を冷やしてみたらかなり回復しました。
「あの時、映画に行きたかったな」と昔の記憶が蘇るのでした。