「梅の咲く頃」小江戸川越散歩453
18の頃、なんとなく勤めたところが写真屋だった。
カメラも写真も興味のない自分に、フィルムの入れ方から教えてくれるぐらいだったから、今にして思えば優しい上司だったのだと思う。
当時不思議なご縁で、年に何度かばったりと会う方がいた。中学時代の恩師である。それが40代前半まで続く。
恩師は東武東上線の終点辺りに在住していて、自分は30まで都内、その後は川越である。
出会うのが、池袋だったり、電車の中だったり、川越の街中だったり、そしてカメラが大好きな方である。
20代前半の時、当時の担任と出くわした。そんなわけで自分の環境を知っているものだから「写真撮りに行こう」と誘われた。
酒を誘われるのなら喜んでついていくけど(担任は下戸である)、行先は「越生梅林」である。
二十歳だったから梅には興味もないけど、断る理由もみつからず・・・。
その後、40代前半、川越の街で赤ん坊だった長男をベビーカーに乗せていた時会ったのが最後である。
梅の花を見ると何となく思い出したりします。