「読書の秋」 小江戸川越散歩83
2016/12/27
読書感想文。
学生時代嫌いだった事のひとつであります。
国語の教科書に書かれていた小説で好きだった安岡章太郎さんの「サーカスの馬」。
他の退屈な授業中にも読むほど好きな話でした。
中間テストの時、「主人公はこの時何を感じていたのか?」
感じたままに書いて15点中だったか10点中だったか?結果は5点だった記憶がある。
この時以来、読書感想文のような物、自分が感じた事を人に採点されるのが嫌いになった。
ある夏休みに読まされた「我輩は猫である」は当時正直言って面白いとは思わなかった。
「欲をいっても際限がないから生涯この教師の家で無名の猫で終るつもりだ。」
このフレーズだけが何故だか?頭にこびりついて離れなかった。
「無名のままで終わる」ってどういう事なのだろうか?
10代の頃心の片隅に引っかかっていた言葉のひとつなのです。
親に似て読書感想文が嫌いな長男。
「面白いと思えば面白い事、つまらなければつまらないと思う事をを正直に書きなさい
嫌でも読めば何か発見があるかもよ」
すっかり本を読まなくなっているので、子供に偉そうに言うのもなんだなぁ・・・。と思いつつ
本を読む楽しさも知って欲しいな思う秋の日なのです。