「景気とデジカメ」小江戸川越散歩413

越してきたばかりの頃、良いDPEの店はないかと探していた。

ベレー帽を被ったご夫婦がフィルムの受付をしてくれた記憶がある。

フィルムを作る企業があって、現像する会社があって、車で集配してくれる仕事があって、技術者は暗室でプリントをして、アルバムを制作をする会社があって。

デジタルという元に仕事を失う人が大勢出てくる。

デジタルカメラの時代が来た。

正直経費が浮くから喜んだ。

発展途上の頃。

経費どころか、半年に一度カメラの買い替えを迫られた。

メーカーさんもジャカジャカ新製品を投入してくる。

カメラなんて元々そんなに売れるものではなかったはず。

工場を人件費の安い国に移す。

仕事がまたなくなり、技術を盗まれる。

仕事で使うストロボは中国の会社のものが圧倒的に増えた。

世の中便利になればなるほど、不景気になっていくような気がしてならない。

Nikon　Df　Ai28-45ｍｍF4.5

 - わが街川越。, 秋